とまべっちーの考え事

ホラクラシー組織の学習塾を作ってみたい。

東と宇野の違い (by東)  

東浩紀の長い長い動画だが、このうち4:43:00~5:20:00までの議論は見応えがある。東がゲンロンをやっている意味について語っている。宇野常寛への言及も頻繁にある。

東は人の生き方について語っている。主体的に生きることを是とし、欲望や市場の暴力に否と言っている。主体的に生きるためには、作り手がもっと自立しなければならない。事務や営業もある程度自分で出来る必要がある。そうでなければ市場主義的な仲介業者に搾取されるしかないのだ。だから東はDIYの精神が大事だと言う。だからゲンロンは出版社として必要な機能のすべてを自社内に持っている。

フリーランスで生きていくためにはコアとなるスキルも必要だが、それだけではなく一通りの社会人基礎力のようなものも必要だ。変人はフリーランスにはなりにくい。変人にはエージェントが必要であり、そのぶん自由は制限される。DIYの精神とはなるべく自分でやる精神だ。人任せにしない。私も東の価値観がよく分かる。

10年くらい前に「キュレーション」というのがブームになったが、それはもうダメだというのが東と大澤聡の一致した見解らしい。たしかにキュレーションは何も生み出していないので微妙だと思う。そして宇野がやっていることはそれなんじゃないかと東は言う。今をときめく若手の有名人たちを集めて雑誌を作っているだけなんじゃないかと。中身が空っぽなんじゃないかと。

そういえば10年くらい前に宇野は安藤美冬をずいぶん推していたが、あれはどうなったのだろうか?たしかに東の言う通り、宇野はその時々の有名人を使っている。



このメンツを見ても、ちょっと自己啓発系の人が多すぎるような気がする。それはつまり市場を向いているということ。東は宇野らの動きを遠くから眺めてこう呟いている。


ところで、ゲンロン界隈はカルト的だとか信者だとか言われている。いろいろな批判を浴びているにも関わらずコミュニティの結束は固い。東自身もカルトだとか信者だとか言われても否定しない。そういう面はどうしてもあると認めている。その点は宇野のオンラインサロンも似たようなものかもしれない。このように有力な知識人たちさえも皆それぞれがカルト化していくような時代なのかもしれない。

カテゴリ: 東浩紀論

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コメント

しかし上の東の話を聞くと、「あれ?あなた資本主義とかグローバリズムを肯定する哲学者じゃなかったっけ?」とも思います。それでいながら宇野やNewsPicsの商業主義を「正義ではない」と言って批判するのは本当に大丈夫なのか?という気もします。また、過去に東のもとを去ったアンチたちに対しては「彼らは俺ほど成功してないじゃん」と言って否定していますが、それを言ったらまったく同じことを宇野から言われても仕方ないのではないでしょうか。

tomabetchy #WSsdzqd. | URL
2018/11/04 12:00 | edit

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