とまべっちーの考え事

ホラクラシー組織の学習塾を作ってみたい。

パワハラ報道はよく売れる(芸能事務所の顔鍋事件)  

いまツイッターは芸能事務所の忘年会パワハラ事件でたいへん盛り上がっている。パワハラ事件は一般人でも共感しやすいので話題になりやすい。だから提訴のタイミングで週刊誌が報道するし、すぐにテレビも反応する。パワハラ報道は数字が見込めることが分かっているのだ。

パワハラ加害者は中小企業の社長とかスポーツのコーチであり、ちょっとした小権力者である。パーソナリティが変だったり、頭もあまり良さそうに見えないことが多い。会見をすればボロが出るし、他にもいろいろやらかしてきたことが表に出てくる。だから一気に炎上が広がる。日大アメフト部の内田は厚顔な態度で火に油を注いだし、早大教授の渡部直巳のセクハラも今に始まったことではないということが判明した。叩くべき理由を向こうからたくさん提供してくれる。また、相手はただの小権力者にすぎないので叩きやすいというのもポイントだ。
大企業の社内パワハラはあまり表沙汰にならないが、さすがに組織の力があるからだろう。大企業なら異動もできるので、従業員としても退職するリスクを取らずに解決することができる。中小企業だと退職するしかないので、そうすると遠慮なく暴露に踏み切ることになるわけだ。

報道の受け取り方については一言いいたい。「この社長クソじゃん!」と言って盛り上がるだけではすぐに忘れられてしまう。同じような事件は一ヶ月もすればまた新しく報じられるのだ。私はただのお祭り騒ぎに興味はないので、問題の背景にどこまで踏み込めるかを考えたい。今回の問題であれば芸能界の体質が問われる。先日農業アイドルのパワハラ自殺報道もあったばかりだ。芸能事務所というのはどういう業界なのか。忘年会には取引先も出席していたが、虐待を止める人はいなかった。被害者はしゃぶしゃぶ鍋に2度も顔を突っ込まれている。これを面白いと思ってしまう感性もどうかしているし、こういう異常なことが当たり前になってしまっている感覚もおかしい。そういう背景については法律で裁くことはできないが、議論をすることはできる。そうすることでこの事件からなるべく多くの教訓を引き出すべきだと思う。

カテゴリ: 社会

tb: --   コメント: 0

コメント

コメントの投稿

ブログパーツ